未分類

バイクレンタル 保険と補償解説【ホンダ・ヤマハ・819】

投稿日:

バイクをレンタルしてレビュー記事を書いてみたいと思うので、どこでレンタルするといいか比較検討しようと思う。借り物のバイクをこかすのが怖いから、事故に対する保障について調べてみた。

今回はレンタル店の中でも大手の「ホンダGOバイクレンタル」「ヤマハレンタル」「レンタル819」の3社について保険・保障を比較していく。

レンタルバイクは事故後の請求が怖い

多少の転倒ぐらいなら大して金はかからないってのは自分のバイクに限った話。自分のバイクであれば、走行に支障ある部分だけ直せばいいし、そもそも壊れたまま放置しててもいい。

でもレンタルしたバイクをこかしたら、多少のコケ傷であってもパーツの修理や交換を要求されれば支払わないといけない。軽いキズでも多数のパーツに及べば、修理費用も跳ね上がってしまう。同じ損傷でも自分のバイクよりレンタルバイクのほうが金がかかる。

仮に自分が多額の修理見積もりを提示されたとして、示談でどうにかできる自信はない。バイクをレンタルするうえで重視すべきポイントは、レンタル費用より事故時の補償の手厚さだと思っている。

ちなみに、この3社に限って言えばレンタル代はどれも高いという点で大差はない。バイクのラインナップと保険保障の内容で決めて間違いないはずだ。

バイク事故時の支払い

バイクをこかした場合は何を支払うことになるのだろう?基本的にどのレンタル業者でも下のような支払いになる

修理費(免責金額) + 営業補償 + レッカー費用 = 支払額

【免責金額】【営業補償】【レッカー】にフォーカスすれば、面倒な約款を効率よく理解できる。

  • 【免責金額】修理費の上限金額のこと。例えば、免責金額10万円の場合、修理費が15万円でも支払いは10万円になる。反対に免責金額が10万円で修理費が3万円なら、支払いは3万円になる。
  • 【営業補償】バイクが壊れていなければ、他の客に貸し出すことで得られたはずの利益を補償するもの。
  • 【レッカー】バイクはレバーが折れるだけで簡単に走行不能になる。レッカーサービスも忘れずに確認しよう。

免責金額が設定されていなければ修理費は全額支払いになる。事故時の支払いのほとんどは修理費なので、特に免責金額については注意して確認しよう。

営業補償なんて自分のバイクに乗ってれば絶対かからないもの。知らないと間違いなく見落とすのでこちらも注意して確認しよう。

保険を受けられない場合

立ちゴケは事故じゃないから保険を受けられないって話はよく聞くけど真相は不明。とりあえずホンダ・ヤマハ・819は車両保険の適用内らしい。

ただ、ホンダGOバイクレンタル、ヤマハレンタル、レンタル819も警察に届け出ず事故証明をもらわない場合、原則として車両保険の適用除外になる。

各社の営業判断で保障する場合があるのかもしれないけど、そんなのはこかしてみないとわからない。車両保険を使いたければ警察に届け出が必要ということを頭に置いておく必要がある。

画像はホンダの適用除外だが、各社とも大体同じ

保険・補償内容の比較

ホンダ・ヤマハ・819の保険・補償内容を一覧にして比較してみた。

バイクレンタルは基本的に任意保険しかついていない。バイクの保障を受けるには有料オプションの車両保険に加入する必要がある(ヤマハのみ免責金額が標準)

表にある事故時の「最大リスク」を想定してレンタルすれば、想定外の出費で現金が枯渇するのを回避できるはずだ。とりあえず、「最大リスク」を払う貯金さえあれば困ることはない。

ちなみに「最大リスク」は有料オプション加入時の弁償額なので、有料オプションに入らなければ全額自己負担になる(ヤマハを除く)。

バイクレンタルを利用する際は、別途有料オプションに加入することをおすすめする。5000円前後で加入できるので、転ばぬ先の杖としては安い。

次からは各社保険・補償の詳細を解説する。

ホンダGOバイクレンタル

ホンダGOバイクレンタルの補償は¥4,500を追加で支払えば加入することができる。

ホンダGOバイクレンタルが一番、車両保険が分かりにくい。ホームページの画像を載せる。

初見だと意味がわからないと思う。20%なのか5%なのか…。うまく読解する自信がないので電話で確認した。

まず、HPには載っていないんだけど、約款には「全損」の定義が載っているらしい。ホンダの言う「全損」とは、車両価格の80%以上の修理費用がかかるケースだ。「分損」は全損未満の損傷を指すので、80%未満の損傷のことらしい。

※電話で聞いただけで約款は読んでません。

よって、車両保険の内容を箇条書きするとこんな感じ。

  • 車両価格の20%以上の損傷で適用
  • 車両価格の80%未満の損傷だと車両価格の5%の支払い
  • 車両価格の80%以上の損傷は全額保証

仮に、車両価格が100万円のバイクを借りたとすれば、20万円までの損傷は何らの保障も受けられない。

20万円を超えると、初めて保障を受けられて、修理費用は5万円になる。

修理費用が80万円以上だとラッキー。修理費用はなんと無料になります。

修理費5万や無料をあてにした運転は事故ることが前提の無謀な運転だ。命が1つじゃ足りない。つまり、100万円のバイクを借りてしまうと、20万円の支払いリスクを背負うことになる。営業補償も支払わないといけないので「最大リスク」は23万円だ。高い。

それに、損傷の程度がひどくなる程にお得になる構造ってどうだろうか。危険運転を助長しているようにもみえる。いいのかこれで?

ヤマハバイクレンタル

ホンダと違ってヤマハの補償はわかりやすいし、手厚い。オプションに入っていれば事故を起こしても費用を無料にすることすらできる。

もしもの出費に備えるのであればヤマハ以上の選択肢はない。問題はヤマハ車しかラインナップにないことか。

ヤマハのみ、有料オプションを使わなくても、任意保険以外に免責金額が設定されている。これで、レンタル代も他社と比べて高くもないので頑張ってる印象だ。

しかも、有料オプションもかなり太っ腹。

¥4,000以下の免責オプションに加入すれば免責金額が免除される。つまり、免責金額10万円のバイクを壊して15万の修理費が発生した場合、本来なら10万円支払うところを無料にすることができる。

免責オプションに加えて安心保障プラスってのも用意されていて、¥1,500以下で加入できる。これで営業補償も免除してくれる。ヤマハの営業補償は最大5万円だから、¥1,500以下で免除なら安いと思う。

免責オプションと安心保障プラスを同時加入することで、事故後の支払いを無料にすることができる。¥5,500以下でこの安心感が買えるのはデカい。必ず加入しよう。

レンタル819

レンタル819はバイクごとにP1~P8のクラスが割り振られていて、クラスごとに免責金額が設定されている。クラスは車格でおおよそ分かれていて、大きなバイクほどクラスの数字が大きくなる。

P5以上は大型バイクと思っておおむね間違いない。819で大型バイクを借りると免責金額が跳ね上がると思ってもらっていい。

排気量でざっくりクラス分けするとこんな感じ

  • P1、P2 原付
  • P3、P4 普通自動二輪
  • P5~P8 大型自動二輪

ただ、車格と車体価格でクラス分けしてるっぽいので、厳密には上の通りじゃない。CB400は普通自動二輪だけどデカくて高いからP5みたい。819のHPでクラスごとに検索がかけれるから、借りたいバイクは自分で確かめてみてくれ。

819は営業補償が割高でレッカー距離が各店舗ごとに違うので注意。特にレッカーは、ホンダとヤマハが距離無制限で無料なので、遠出するときの保障に劣る。

819でレンタルする場合の最大リスクは、原付 6万、普通 10万、大型 15万、あとは距離に応じたレッカー費用って感じ。

ホンダ vs 819

ヤマハバイクレンタルが最強で終わらせてもいいけど、それだと借りたいバイクがヤマハじゃない場合に困る。てか、ホンダ車を借りたい場合に困る。

ホンダGOレンタル、レンタル819だとどちらの補償が安くつくか、下の5車種で比較する。

CB1100

車体価格¥1,239,000 P-5

  • ホンダGOバイクレンタル ...【最大リスク】¥277,800
  • レンタル819 ...【最大リスク】¥150,000+レッカー超過費

車体価格が100万円を超えるのでやっぱりホンダが倍ほど高くつく。

CB650R

車体価格¥890,000 P-4

  • ホンダGOバイクレンタル ...【最大リスク】¥208,000
  • レンタル819 ...【最大リスク】¥100,000+レッカー超過費

車体価格を100万円きったとしても依然として819のほうがかなり有利

レブル250

車体価格¥545,000 P-3

  • ホンダGOバイクレンタル ...【最大リスク】¥139,000
  • レンタル819 ...【最大リスク】¥100,000+レッカー超過費

車体価格が50万前後のものを選んでも、ホンダは819よりリスクが小さいとは言えない。レッカー距離次第ではあるけど約4万円の差は大きい。

PCX-125

車体価格¥317,000 P-2

  • ホンダGOバイクレンタル ...【最大リスク】¥93,400
  • レンタル819 ...【最大リスク】¥60,000+レッカー超過費

スクーターでも厳しい印象。排気量が小さいと長距離は走らなくなっていくから、レッカー超過費用でホンダにワンチャンがくることも少ない。

ダンク

車体価格¥199,000 P-1

  • ホンダGOバイクレンタル ...【最大リスク】¥69,800
  • レンタル819 ...【最大リスク】¥60,000+レッカー超過費

どっちでもいい。

車体価格が安くなるほど、ホンダと819のリスクの差は小さくなる傾向はある。でも、レブル250以上の車種で明確に819が有利だから実際には819で借りるほうが安心な場合がほとんどだとおもった。

ヤマハと819を使おう

ヤマハ車はヤマハバイクレンタルでバンバン借りよう。これだけ保障が手厚いと購入候補のバイクをレンタルで試すのも全然あり。頻繁に乗らないなら、もはや自分のバイクを持たずに都度レンタルすら候補にはいる。推しがヤマハの人は幸せ。俺も早くレンタルしてみたい。

819だと最大リスクでバイク購入の頭金程度の金額がとびかねない。気軽にレンタルするにはリスクが高い。最低限の保障で冒険って感じ。気合をいれて覚悟して利用する。

ホンダで借りるのはやめとく。

こんな感じです。参考になれば幸い。良きバイクライフを。

スポンサーリンク

<script data-ad-client="ca-pub-6985055314967288" async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>

スポンサーリンク

<script data-ad-client="ca-pub-6985055314967288" async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>

-未分類

Copyright© 400kmバイクレビュー , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.